<2007.3.16>
話は、少し前後してしまいますが、
あれほど探していたのに、
みつからなかったテントの写真が一枚だけみつかりました!
こんなテントで暮らしていたのね・・、しみじみしてしまいました。
この歳にして、よくもまあ、こんな生活をしてたもんだ・・と、
我ながらあきれかえりました。
さらには、小屋での生活を記録した写真も何枚かみつかったので、
今日は少し戻って、その当時のお話をしますね。
テント暮らしの最大の敵はカラスでした。
食事や休憩は、外のテーブルでとるしかないので、
うっかりしてパンやお菓子、飲み物などをおいていたら、
すっかりカラスに荒らされてしまいます。(T-T)
さらにギョッとしたのは、夜、テントで寝ていると、
外でなにやらごそごそと物音が・・・。
勇気を奮って外に出ると、野犬が3匹。
・・・ところが、野犬といっても、ビーグル犬のブーちゃんといっしょで、
とっても、ひとなつっこいのです。(^^)
山の中から3匹出てきた時は驚きましたが、
みんなしっぽをぴんとたてて、にこにこしているではありませんか。
やはり、猟犬が迷子になって野犬になってしまったんですね。
小屋の暮らしは、テント暮らしに比べると
それは快適で、天国のようでした。
まず、ベッドに寝られること。
(といっても簡易ベッドですが・・・)
小屋の中は、小さいストーブもいれたので、
暖かくて幸せでした。(^^)
食事も、土鍋でご飯を炊いたり、
魚を焼いたりと、ずいぶんグレードアップしました。
なによりも、こんな小屋でせつさんと二人で寝ていると、
なんだか昔に戻ったようで、なんともほろ苦い気持ちでした。
こういう生活も悪くないな、
このままずーっと続けてもいいかも。
なんて、思っていたのは、
僕だけだったのでしょうか。
思えば、せつさんは若い頃から夢ばかり追いかけていました。
そんなせつさんを、
僕は追いかけているのかもしれません。
つづく
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