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薪ストーブ:夫-14

田舎暮しに絶対必要なのは、薪ストーブ、と決めていました。この頃は、薪焚人の田渕義雄さんやアリスファームの藤門弘さんに憧れていたので、とにかくかっこいい田舎暮しをしようと思っていたのでした。今になって思うと、憧れは憧れのままにしておけばよかったかなあと。田舎暮らしは憧れだけでは生活できません。薪ひとつとっても、まず原木をどこから調達するか、それを玉切して、薪にするために割って、その上、大量の薪を保存するスペースも必要です。やってみると、これがじつにたいへん。他にもやることが盛りだくさん。今では、憧れやイメージをきっぱり捨てました。

<2008.3.7>
暑さ寒さも彼岸までと申しますが、3月22日の今日はとっても暖かいですが、我が家ではまだ「薪ストーブ」をがんがん燃やしています。

思えば、3年前、家を建てたときに「薪ストーブは絶対に必要!」という僕の強い意見に押されて、我が家でも薪ストーブライフが始まりました。

当時は森林組合に原木を引き取りに行っていました。

この冬までは、絶好調、でした。がしかし、1月のものすごい寒い日に、薪ストーブに火を入れたら、煙がもくもくすごいんです。(T-T)

あわてて薪ストーブの扉をとじたら、こんどは煙突の継ぎ目から煙が漏れています。少しくらい大丈夫だろうとほおっておいたら、家中煙だらけになってしまいました。

昔、お義母さんが、魚を焼いていたのを忘れて、火をつけっぱなしにしておいたときくらい、すごかったです。(T-T)

これはいかん、といっても火はすぐには消えません。普通のストーブだったら、スイッチを切ればすぐに消えますが、いかせん相手は薪ストーブですから、消そうと思っても消えません。

簡単な薪小屋を作りました。でも、これ、薪じゃないですね(T-T)

そうこうしているうちに、こんどは天井から黒い液体が煙突を伝わって、たら~りたら~りと垂れてくるではありませんか。

「へんなにおいがする~」
とせつさんがこんな顔(-○-)しています。


「こ、これは、タールではないか・・・」と僕はあわてふためき、おもいあたることをすべて考えました。

※予算の関係で安い薪ストーブに落ち着きました(T-T)

去年の春、掃除をしようと思って、煙突をのぞいたけど、つまるほどひどくはなかったし。
薪は乾燥した広葉樹に変えたし。部屋の中の換気も問題ないし。

思い当たる点がなかったので、薪ストーブのメーカーに電話して相談しましたが、担当者も首をひねっています。

この時点でいちばん困るのは、寒いのに薪ストーブが使えないことでした。(T-T)

我が家では薪ストーブが唯一の暖房器具なんです。
エアコンもありますが、あの生ぬるい風にあたるくらいなら寒いほうがいい、と僕が絶対にエアコン暖房を拒否しているからです。(^^)

※煙突から気持ちのいい煙が

もうこれはお金の問題じゃない、と僕は決心して煙突一式を交換することにしました。

メーカーの担当者に、考えられるいちばんいい煙突を一式ください、とわけのわからない注文を出して一週間後に届きましたが、薪ストーブが買えるくらいの値段がしたのには、びっくり。

ところが、煙突の工事の職人さんが待てど暮らせどきてくれません。

というより、この間、2回も雪が降って、屋根仕事は危ないという理由できてくれなかったのです(T-T)

寒いから頼んでいるのに、雪が降ったからいけないとはなにごとか、といきどおりながら、くやしいので雪が残る屋根にのぼってみました。

そしたら、とっても怖かったです(T-T)

やっぱりこれは危険だ。と納得して待ちました。

ようやく,最近あたたかいね、という声が聞こえた頃、やっと職人さんがきてくれました。

煙突を取り替えたら、うそみたいに薪ストーブさん(せつさんみたい^^)は調子よくなって、
うれしくて毎日がんがん火を炊いています。

※よく燃えています

で、気がつくと、薪がすっかりなくなっているではありませんか。(T-T)

うー、この春は、薪づくりか~。

———-つづく———-

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