<2006.5.13>
降りしきる雨の中、ついにフェア会場に着きました。
マンチェスターの北の町「クリスロー」です。
探して探して、やっとたどり着きました。
でも大丈夫。まだ、体力と買付心は満タンです。
でも、ここって体育館・・・?
大きな体育館のような建物が3つもあります。
雨がざーざーなのに駐車場は満パイです。
そして、沢山の人たちが。
よくみると・・家族連れが多いのはなぜ・・・?
もっとよく見ると、みんな顔は笑っています。なぜ・・?
あわててコンパクトで自分の顔をみると・・・
青ざめて引きつっています。
いけない、こんな顔では浮いてしまう・・。
ただでさえ、東洋系の人が全然いないのに。
ここはまずにっこりと・・・。
わけがわからないまま、
意味もなく笑いながら入り口らしきところに。
「ええっ!お肉屋さん?」
そうです。なぜか入り口のすぐ横に巨大なお肉の塊がずらっと・・。
大きなトラックの横が開くタイプの、
日本でよく見かけるお引越し横開き巨大トラックです。
そこでおじさんがなぜか威勢良く、
しかも明るくお肉を売っているのです。
しばらくあまりの謎に、
ぼーっと見入ってしまいました。
(わかった!
よくスーパーの前に焼き鳥屋さんの屋台があるけれど、
あのイギリス版ね。納得・・。)
では、ここは地元のかたがたにとって、
スーパー・・・?
これ以上深く考えてしまうと、
お肉を衝動的に買ってしまう恐れがあったので、
退却・・・。
さあ気を取り直して、
アンティーク雑貨を求めて中へ。
建物の中は、暗い・・すごく薄暗い・・・。
暗闇にやっと目が慣れると、
ものすごい活気です。
体育館の中は、何百という小さなブースがあって、
沢山の家族連れの人たちが、
がやがや話しながら歩いています。
どこかで赤ちゃんまで泣いています。
(赤ちゃん・・・。)
ポン! そのとき背中をたたく人が。
振り返ると、青ざめてひきつった、夫の顔が。
(気が合う2人・・・。)
つづく
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