<2008.2.7>
池が完成してしばらくしてから、ふと思ったことは、
「池に水道のお水を入れるのは、ちょっと・・。」ということでした。
たとえば、池に静かにそそぎこむ小さな小川があるといいな。
その小川は、小さな泉からながれているといいな・・、ということです。
いつもお水が貯まっている場所があると、
ざぶん!と、バケツをつっこんで水をくむのにも便利だし、
手を洗ったり、庭道具をザブザブ洗えたらいいな・・と、
だんだんどうしても、泉と小川が絶対に必要に思えてきましたー!
お水を循環するようにすれば、もう水道代にソワソワすることもありません。
(この段階では、電気代のことは都合良く忘れておりました*^^*)
さっそく夫に話すと、「・・・。」と、無言です。
(やっぱり・・。)
しばらくして、ため息と共に「またですか・・・。」とぽつりと。
なんだか雲行きが怪しくなってきましたので、
その日はそこまでにして、「リピート暗示作戦」に変更いたしました。
(要するに、しつこく言い続ける・・という、単純な作戦ですね。T-T)
10日もすると、夫はすっかり暗示のパワーによって、
「さぁー!泉と小川をつくるぞー!」と明るく言っておりました。
(作戦またしても、成功・・。)
場所は、春になると水仙の咲く、ガーデンの門の横の木立のところです。
いつか群生するといいなぁ・・と思って、ため込んでいた水仙の球根を
木たちの根元に、ぱらぱらと植えてあります。
でも節約のため、ここでも「ワリグリ」が大活躍してくれました。
深さがあって四角い泉のまわりに、がっちりとワリグリを積み上げました。
手前側には、疲れたときに腰掛けられるように、石のベンチも*^^*
(ささやかな、でっぱり・・ですが。)
泉の真ん中には、まあるい筒の形をした、
吹き出し口を水面よりも高くデザインしてみました♪
※このトレビの泉は、母屋の裏にある井戸から地下を通してここに引っ張ってきています。
そしてこの泉から流れ出た水たちは、小川を通って池へ注ぎます。池にたまった水はまた泉へと
地下を通って循環するように作りました。
初めて水を入れたときは、じわりじわり・・と、どこからともなく
水がもってきて、ぜんぜん泉に水が貯まりません。
「どこが、もってるのかなぁ・・?」と、あちこち探しては
その場所を何度も補強・・。
ついに、試運転(!)の日が来ましたー!
作業をいつしかリードしてくださった、ふもとの松本さんと白石さんも
見守ってくださっています。
(どきどき・・。)
ざざぁーと、筒からお水があふれ出てきました。
ドンドン泉に水はたまって、ちょろちょろと小川の溝を
池に向かって流れていきますー!
やったぁー! と、全員でニコニコ水の流れを見つめました*^^*
★あ、そういえば・・「トレビの泉」という名前は夫の提案です。
「横にトレビの泉って名前を書いた立札をさりげなくたてておいたら、
誰かがうっかり小銭を投げ込んでくれるかも~♪」って、当時明るく言い切っておりました。
(そんなわけない・・TT)
———-つづく———-
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