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薪づくり:夫-16

田舎暮らしには、薪ストーブが絶対に必要。と、イメージだけで決めたのはいいですが、薪ストーブには燃料になる「薪」が必要ということをすっかり忘れていました。当時の僕はイメージの中の田舎暮しに憧れていて、現実の生活を実感していなかったのですね。実際に田舎暮しをしてみて、その現実を思い知ることに。当時、このブログではヒノキで薪づくりしていますが、針葉樹はあまり薪ストーブによくないとのことで、今では地元の林業の人から広葉樹を分けてもらっています。しかも、薪割り機まで手に入れてしまいました。(2022-12-8)

<2008.6.3>
前々回に薪ストーブのお話しをしましたが、薪ストーブには当然のことながら薪が必要なわけです。

しかも薪は山の中に転がっているわけではありません。
これが、たいへんなんです・・。(T-T)

一口に薪づくりと言っても、
まずは薪になる木を探さなければいけません。

でもどこで探すかが問題です。

地元の林業組合、清掃局に集まる間伐材、植木屋さんにお願いしておく、とまあ、いろいろあるわけですが、幸い僕の場合、このすべてに力強いコネクションがあるのです(イバリ*^^*)

今回は、我が家のお隣(といっても300mは離れていますが)の植木屋さんの和田さんから去年もらっていた直径30~50cmくらい、長さ5~7mくらいの大きなヒノキが7、8本ありました!

これを一人で薪にするには、とてもではないが死んでしまうー!

ということで地元の人にお願いして、3人がかりで薪づくりに挑戦しました(^^)

まずは、大きなヒノキを40cmくらいの長さにチェーンソーで玉切りします。

見てください! 僕のこの雄姿・・(T-T)


何度もチェーンソーで切っていると、すぐに刃がだめになって木が切れなくなってくるのです(T-T)

ふもとの平野さんが、「これじゃ~だめだよ!」
ということで、地元の金物屋さんで新しい刃に交換してきてくれました。

なんでもホームセンターのものは、すぐに切れなくなるが、地元の金物屋さんで売っているものは、優れもの!なんだそうです。

ですから地元の人は、道具類はホームセンターでは買わないそうです(ふむふむ)

これで切れ味抜群になりましたー!
ということで、お次は「斧で薪割り」です。

こんな感じですが・・、ぜんぜん腰が入っていませんね。(T-T)

もう少し、引きで見てみましょうか・・。

だめですねー! これでは(T-T)

でもね、こんなんでも、ものすごく大汗をかくのです。

はあはあ~!、と息を切らしていると、かつてのボディビル千葉県代表の松本さんが、

「腰が決まってねえなあー!」といいながら、斧を取り上げて「あらよ!」の掛け声とともに、
振り下ろすと、ものすごい音と共に一発できれいに割れていきます。

僕がやると斧がむなしく、ぐさっ・・と木にささるだけで、かえって斧が抜けなくなります。

やたら時間がかかるわけですね(T-T)

それからというもの、平野さんがチェーンソーで玉切りにしてくれて、松本さんが斧で薪割りをする、という段取りになってしまいました。

すごい二人。。

僕はと言うと・・、割れた薪を拾って一輪車でせっせと運ぶ役割です(T-T)


それでもみんなの呼吸があってきて、みるみるきれいな薪ができあがっていきます。

森にはチェーンソーのけたたましい音と、薪割りの斧の音と、僕以外の人たちの(!)大きな笑い声がこだましています。


すべてのヒノキを薪にするのに、どれくらいかかるのか、見当もつかなかったのですが、夕方になるまえに、あらかた片ついてしまいました。(^^)

といっても、僕はただひたすら運んでいただけなのですが・・(T-T)

やっぱり地元の人ってすごいなあ~。
仕事が早いし、明るいし、たくましい。

これが、すべての木を薪にした姿です。(T-T)


———-つづく———-

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