毎週火曜日12:30、英国からの新着アンティーク公開。

アートな夏旅♪ 

<2022.7.8>
6月の末から1週間、ガーデンとCAFEと私たちのメンテナンス(!)のために休園しました。

というのも、バラのハイシーズン中はず~っとお休みなしで頑張ってきたので、
色々気になっていたところのメンテナンスをまとめてすることに。
(そしてちゃっかり私たち夫婦も、お休みをいただき小さな旅に出かけたのでした♪)

で、その旅で私はいったい何をしていたのかというと。。

※こんなことをしておりました!(えへへ)
[Tunnel of Light] 中国:マ・ヤンソン

私は美大の(コテコテな具象絵画の)油絵科出身です。
でも卒業の少し前に、なぜかすごく現代美術にひかれてしまいました。
がー!
超貧乏な自活学生だったため卒業したら、即ハードに働かなければならなくて
現代美術へのあこがれはず~っと封印されていたのでした。

でもあれから約45年・・(遠い目)
もうそろそろいいんじゃないかなぁ~と、3年に一度開催されている
世界中から著名な現代アート作家さんが参加する「大地の芸術祭」へ、レッツゴー!

※新潟県の南端、十日町市と津南町で開催中♪(※このマップは公式サイトより)

別名「フィールドミュージアム」という名のとおり、山奥の村々に沢山の現代美術の作品が
点在しているため、人生初のバスツアーというものに参加してみたのでした!

まずは出発地点の越後湯沢駅で、大型ツアーバスに乗りました。ドキドキ・・
「現代美術」なんて、普通の人にはあんまり興味がないだろうからきっとバスはガラガラ?
と思っていましたが・・、がー!
チビッ子連れの若いファミリーから女子旅の方々、男性一人参加の方も多く、
私たちと同じようなシニアのご夫婦も・・で、大型バスはけっこう満席でした(ビックリ)

※冬には5~8mも雪が積もるという山奥の村の田んぼに、謎の物体発見ー!(※写真は公式サイトより)
※このハデハデな案山子はいったい・・!
[中里かかしの庭] イギリス:クリス・マシューズ(※この写真は公式サイトより)

田んぼや畑の中に、色とりどりの案山子たちが!そして丘の上には。。

※巨大な窓がどーんとそびえており、白いカーテンが風に揺れて。。
[たくさんの失われた窓のために] 日本:内海昭子
※大きな窓の中はまるで一枚の絵画のように、美しい山並みや里山の風景が♪
※川沿いの土地には、重量感のある無機質で不思議な鉄の壁の回廊が。。
[ポチョムキン] フィンランド:カサグランデ&リンターラ建築事務所(※この写真は公式サイトより)
※雑草が生い茂る原っぱには、たくさんの木の塔がニョキニョキ・・これって人?
[砦6] フランス:クリスチャン・ラビ(※この写真は公式サイトより)

そしてふもとの小さな町の古い酒屋さんの2階の和室に、幻想的な動く影絵の世界が。。

※お酒の妖精の麹さん・・?
[Invisible Grove~不可視の杜~] 日本:早崎真奈美

とっても沢山の現代美術作品を回るツアーだったのですが、その中でも私が一番すごい!と
思った大好きナンバーワンが、山の廃校になった小学校の中にありました。
がら~んと広大な空間は、中に入ると真っ暗で最初は本気でなんにも見えないのです。
ガイド(大地の芸術祭のサポータ団体:こへび隊の情熱あふれる男性でした♪)の方が、
「最初はなんにも見えないので、壁に手を当ててそろそろと歩いてくださ~い!」とのことで、
みんなでそろそろ~と歩いていくと。。

※ひゃぁ~~!暗闇に揺れ動く無数の光が見えてきた・・!
[最後の教室] フランス:クリスチャン・ボルタンスキー
※下に置いてある扇風機が風を起こして。。周りの壁には昔夜中のTVでよく見た砂嵐の映像が!

床一面には牧草が分厚く敷き詰められていて、青い草のにおいとフワフワした地面に
なんだかとっても不思議で現実感が遠のいていきます。
ガイドの男性も何度かお話していましたが、現代美術には「意味や理由はない」のです。
一人一人が違うことを感じていいし、それが目指していることでもあるそうです。ふむふむ
(でも夫は最初「全然意味わかんないです~!」と言っていましたが、このあたりに来ると
「これ好きデス」とか「これは〇〇の表現デス」とか・・小鼻を膨らませておりました^^)

こうして、体も心もすっかりリフレッシュした短いアートな夏旅でした。
またいつかこのツアーに参加して、もっと沢山の作品を見てみたいな。
(で、夫とこへび隊に入ろうか!?って話しています。ふふ)

[手をたずさえる塔] 旧ソビエト連邦/アメリカ:イリヤ&エミリヤ・カバコフ(※この写真は公式サイトより)

★私たちが参加したバスツアーは「カモシカぴょんぴょんコース」(名前が可愛い・・TT)
https://www.echigo-tsumari.jp/visit/tour_official_kamoshika_niigata/
★「大地の芸術祭」公式ホームページ
https://www.echigo-tsumari.jp/triennale/y2022/
★大地の芸術祭のサポーター団体「こへび隊」とは。。
https://www.echigo-tsumari.jp/support/kohebi/

<そして・・帰ってみると>

※短い夏カットをしてもらって、涼しくてうれしい>オルちゃん♪Photo by YANO-san
※シッポがハート形になった>ラブリー・リリーちゃん♪Photo by YANO-san

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