<2007.10.08>
せつさんが、ある日、
「庭もいいけど、畑もね・・。」
と、呪文のように僕の耳元でささやきました。(T-T)
「庭もいいけど、畑もね・・
庭もいいけど、畑もね・・
庭もいいけど、畑もね!」
(クリックリッ)
うう、・・・・・気が狂いそうだ・・・・。
それでなくても、この広大な庭をすでに
相当に持て余しているというのに・・・・・。
でも、幾度となく繰り返される、
せつさんの悪魔のささやき攻撃に
耐えられなくなった僕は、
ある日、スコップを持って
納屋の隣の空き地にたたずんでいました。
しかし、ここを畑にするには相当な抜根(ばっこん)が必要だなー、
とすでに頭の中ではもう畑のことを考えているのでした。
せつさんのサブリミナル攻撃は、かなり効きます。
ここに、塀をたてて、ここは入り口、
まわりはレンガで囲ったほうがいいかなあ、
そうそうイノシシやウサギにも、
注意しなくてはいけません。
し、しまった。すっかりせつさんのペースに・・・。(T-T)
まだ庭もほとんど手付かずといっていいくらいなのに、
ついに畑にも手を出してしまいました。(T-T)
まず、地面をなんどもなんども掘り返しました。
当然、ここにも篠竹が背丈ほどあって、
絶対、畑なんかにさせないもんねえ、
とばかりにものすごく強力な根っこを張っています。
そんな抵抗勢力を、マイユンボで根こそぎ掘り起こします。
横20m、縦15mくらいの地面を、
これでもかというくらいに掘り起こして、
徹底的に根こそぎ取り除きました。(T-T)
それからまず、隣の土地の間に塀を作りました。
といってもジャパニーズになってしまわないよう、
デザインにも気を使って、
洋風な畑に見えるような塀にしました。
間のクイは、枕木を大量に使い、コンクリで固めて、
動物たちが入ってこられないよう気を使いました。
せつさんの要望は、真ん中にせつさんお気に入りの
○○○さんを置きたいため、畑の真ん中を丸いサークルにして、
放射状に畑にしていくというものでした。
正直、イメージがつかめません・・。
でも、まあ、言われたとおりにやるしかありません。
なんせ、たび重なるサブリミナル攻撃で
体が勝手に反応してしまうんです。
とにかく周りから固めることにして、
塀のあとは、畑への入り口です!
これも外国のガーデニング雑誌に載っていたものを参考に、
近所の人に手伝ってもらいました。
塀と入り口ができると、なんとなく畑らしくなってきました。
せつさんは、「畑って呼んじゃだめ!
ポタジェって呼んで!」と命令します。
ポタジェって、何・・?
と思っていたら、ヨーロッパのガーデンなどでよく見かける、
畑なのだけれど、草花もたくさん植わっていて、
ガーデンのような畑を言うらしいです。
ふ~ん、なんだかわからないけど、
よさそうな気がしてきました。
(サブリミナル・・・)
———-つづく———-
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