<2008.2.17>
トレビの泉」ができたばかりだというのに、
せつさんはまた庭を見て、ずーっと何かを考えています。(T-T)
こういうときのせつさんは、おっかないです。
きっと頭の中では、いろんなイメージが
ぐるぐるとまわっているのです。
トレビの泉から流れ落ちる、池ごしにみる庭は、
それなりに絵になってきていると思うのですが、
「なにか足りない・・・。」とつぶやいています。
「何か足りない」ということは、
「何かを足す」ということですよね。
ということは誰かが足すわけですよね・・・。
だいたいにおいて、こういうときの僕も寡黙になります。(–)
そんな沈黙を破って、せつさんが言いました。
「平面なのよね。庭が!」
僕の頭の中は「?????」です。
僕は心の中で、「庭って、平面でしょー!」と強く反論しました。
「もっと立体的にしなくてはいけないの。」
とせつさんは言いながら、
部屋の中にいってごそごそと何か探しています。
しばらくして「あった、あった。」といいながら、
写真を持ってきました。
イギリスのタットンパークに行ったときの写真でした。
その写真には、見事なパーゴラが写っています。
僕の心の中に、暗雲が立ち込めてきました・・。(T-T)
もう、この先、せつさんが何を言うか、
僕でなくてもおわかりですよね。
案の定、せつさんは事もなげに、
「これがこの庭にあったら、ステキだと思わないー?」
といわれても、そりゃあステキだと思うけどさ・・・。と心の中。
「じゃあ、お願いねー!」と言われても、どうすれば・・・。
ということで、僕も最近は要領がよくなって、
ふもとの松本さんと白石さんに、写真を見せると。
「このレンガの組み方は○○だな、
この木はこういうふうに乗せるのか。」とか、
いきなり専門的な話になっています(作戦成功*^^*)
さて、例によって、せつさんがパーゴラを立てる地面に、
「ここと、ここと、ここ!」というふうに、
四角く絵を描いていきます。
我が家のガーデンづくりは
すっかりこのスタイルになってしまいました(^^)
しかも、いつも僕が想像するより、はるかに大きいのです!
15mくらいはあるでしょうか。
いったい、材料、どうするの・・、とおもっていたら、
松本さんが、森林組合に勤めている親戚の人に頼んでくれて、
いい感じの丸太を、30本ばかり運んでくれました。
(それも、とってもお安く!)
レンガはいつものとおり、岐阜県にある日本でいちばん安い
アンティークレンガを調達!
さてさて、せつさんが地面に描いた場所に穴を掘って、
レンガで柱を立てていきますが、
けっこう深く掘らなければいけません。
我が家のチビッコユンボではどうも力が足りず、
おもわずひっくり返ってしまいました。(T-T)
そんなこんなを繰り返し、
ようやく我が家のバラ園に、パーゴラが完成!!
いつも思うのですが、せつさんは突拍子もないことを言いますが、
つくってみると、これが本当に昔からそこにあったように、
ぴったりとはまるんですね。(^^)
このパーゴラに何本ものつるバラがからまったら、
ほんとうにきれいでしょうね。
イギリスのタットンパークには、もちろん足元にも及びませんが、
ほんの少しは近づけたかなあ、なんて思いながらパーゴラを見ていたら、
巨大ネコのモイちゃんも僕の足元で、
パーゴラを見あげて「ギャ♪」とうれしそうに鳴き声をあげました。
(モイちゃんは、なぜかニャーと鳴けないんですT-T)
———-つづく———-
過去のお話はこちらから
↓↓↓クリックで応援してね↓↓↓