<2006.4.19>
「ぷちっ」足元から小さな音が・・・。
あっ、しまった貴重な可愛いぷちぷちをこれで1粒無駄に・・。
私はイギリスに買い付けに旅立つにあたり、
毎日ぷちぷちのことばかり考える人になってしまいました。
一日の半分は考えていた気がします。
そう、エアパッキンのことですね。
買い付けた大切なアンティークたちを、
無事日本まで届けるために何が一番良いのか・・・。
新聞紙だとなんだか男くさいし、
ラッピングしている内に暗い気持ちになってしまいそう・・
手もインクで真っ黒に・・。
かといって、じゃなにがいいのか・・・。
何日も考え込んでしまいました。
昔、アメリカのTVで「ツインピークス」というのがありましたね。
登場人物の中にカーテンレールのことばかり気にして、
いつもカーテンレールのことを繰り返し話している主婦がいました。
似ています・・・自分に。今なら彼女の気持ちが・・・。
大きなロールで日本で一番お安い(すごく探しました・・)ぷちぷちを、
使いやすいように小さく一枚一枚切りました。厚手のものと薄手のものを。
いつのまにか、大きなトランクの中はいろいろなサイズに切り分けられた、
可愛いぷちぷちたちでぎゅうぎゅうに・・。
人知れず、夫のトランクにも詰め込みました。(・・・。)
そして機内持ち込み用の小さなバッグには、
ガムテープが何種類もぎっしり。
あれっ、着替えのお洋服は・・・?
そう、入らなかったのです。
機内持ち込みのバッグ規定はきびしいので、
着替え用は重ね着で着ていくことに・・。
おしゃれ度、大幅ダウン・・・。
でもおしゃれ度のことはこの際忘れて、
丸々といつもの倍くらいに太って出発したのでした。
(夫はまったく気が付きませんでした・・・なぜ・・。)
おかげで、ものすごく軽いのにすごく大きなトランクが出来上がりました。
これで、イギリスに行って貴重な買い付けの時間を無駄にすることがなくなるし、
道に迷って野宿の時もこれに包まれば暖かいし・・と思うと、
自分の素敵なアイデアにカンパイ!気分でした。(野宿・・?)
そんなわけで私は、
ぷちぷちを見ているだけでいつのまにか幸せな気持ちになれる人に・・。
実際このぷちぷちは大正解でした。
イギリスのぷちぷちはとても薄くて空気も少なく、
陶器やガラスなどは心配で包めません。よかった・・。
・・・・と、
今回の日記は夫が「ホテルに到着するまで待っててね。」編でした。
夫が無事ホテルに到着するのをお待ちしています。
つづく
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