<2006.10.6>
過酷な夏が始まりました。
週末はここまでくるのが大変なので、キャンプ生活をすることに。
金曜日の夜に会社からやってきて、土曜日と日曜日は力いっぱい開墾して、
月曜日の朝にまた直接ここから会社に出勤するという生活です。
テントをはって、夜になると汗を流しにふもとのお風呂屋さんへ。
刈った草を燃やしているところで、お芋を焼いたり・・♪
最初の夜は、わぁ~!お星様がきれいねぇ~。
と、大きな夜空を見上げてうっとり。
くたくたなので、毎晩早く休みます。
「ゴゴォ~!!」というすごい音に、はっと目が覚めました。
隣のベッドの(キャンプ用折りたたみベッドT-T)夫も飛び起きて。
天井の屋根の上から大音響がー! 2人でぽかんと、
天井を見上げてすっかり目が覚めてしまいました。
しばらくすると大きな音は遠ざかりましたが、
また5分~10分すると「ゴゴォ~!!」。
夜中まで大音響は、ひっきりなしに続きました・・・。
翌朝は、2人共すっかりしょんぼり・・・。
「もしかしてここは、飛行機の飛行ルートのど真ん中!?」。
羽田に向かう飛行機や、出発する飛行機の銀座かも・・・。
もう土地の購入手続きはしてしまったし、後戻りはできません。
早まったかも・・・と、すっかり暗くなってしまいました。
(今では飛行ルートが変わってとっても静かに!*^^*)
朝、太陽が昇ると背たけ以上の雑草王国の草刈続行!です。
初めて持った「草刈り機」を、もうぶんぶん回しです♪
刈っても刈っても果てしなく、真夏の太陽の下の作業はハードですね。
人生ではじめて、お昼ご飯と夕ご飯が食べられなくなり・・(T-T)
(うれしいような、悲しいような・・・。)
何を始めたんだろう・・と村のかたも、
顔を見せてくれるようになりました。
食べ物を持ってきてくださる方や、お水を下さる方も。感激です・・。
通りすがりの(!)農耕器具会社の方が親切に大きなユンボを貸してくださることに!
(そんなんじゃぁ、いつまでたっても終わらないよ!と。すみません・・。)
夫は水を得た魚のように、大きなユンボがすっかりお気に入りに。
ユンボに乗っては、うれしくてうれしくてぐるぐる走り回っています。
(そのあとキャタピラが外れて、泣き顔に・・・T-T)
雑草王国といっても、何人かの王様が君臨していて、
草刈り機の回転チェーンソーの刃も、「カキーン!」と跳ね返します。
腕くらいの太さがあって(いったい何の植物でしょうか・・・?)、
腰を入れて、思いっきり立ち向かわねば!
いつの間にか、あっという間に夕暮れ時に・・。
足元には、これまたものすごーい数の、コオロギたちが。
草を刈っていくと、波のようにピョンピョン出てきます・・びっくりです!
オウムの群れの先頭を行く、ナウシカのよう・・(ナウシカ・・*^^*)
ここは雑草王国でコオロギ王国でもあるんですね。
こんなふうに過酷な、2003年の夏は続きました。
つづく
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