注:今では毎年、1月から2月にかけてイギリスに買い付けに行っていましたが(コロナ禍で3年間行けていません)、当時は会社に勤めていたので買い付けに行く日程が決まっていなくて、真夏に行ったり、秋に行ったり、様々でした。
<2006.12.26>
いよいよです!! ドリプレSHOPの3度目の買い付けです!
飛行機が、まだ夕方だというのに真っ暗な、ヒースロー空港に到着しました。
そういえば、1回目の去年11月の買い付けの時も、かなり薄暗かったけれど、今回は12月のせいか真っ暗!なのです。
「お腹、すいたなぁ・・・。」
こんな緊張している時にも、私のお腹は正直者です。*^^*
マンチェスター行きに乗り換える前に、何かを食べる時間があるといいな。
そう考えると、いつしか頭の中は食べ物のことで一杯に。
横に座っている夫に「お腹すかない?」と聞いてみました。
「・・・・・・。」
返事がありません。
顔をのぞくと、何かを一生懸命考えています。
顔もこわばっています。
(なぜ・・?)
飛行機を降りて、レストランをさがしてキョロキョロしている私の横を、夫はだだっ!と、走り始めました。
なんだか分からないけれど、ここで迷子になってしまうと、お食事は確実に遠のきそうなので、私も後を追って、だだっと走ることに。
(でも、なぜ・・?)
疑問と空腹を抱えて、ヒースロー空港を走る2人・・。
乗り換えのターミナルまでは、あいかわらず本当にむずかしくて、いろいろな人にお聞きしながら、疾走(!)は続きました。
かなり走ったはずなのに、またよくわからなく・・。
むこうから空港職員の女性が、何か書いてある紙を持ってやってきました。
目の前に来て「シミ~ズ?」と聞きます。
(シミ~ズって言われても・・T-T)
何の英単語だろうと、しばらく考えてしまいました・・。
そのかたは、私たちのチケットを見るといきなり、だだっ!と走り出したのです。
(手に、私たちのエアチケットを持ったままー!)
頭の中は「???」となりながらも、ものすごい人並みの中を、必死で追いかけました。
心の中では、「チケット、返して~!」と叫びながら・・。
迷路のような長距離を、そのかたは一定のスピードでぐんぐん行ってしまいます。
その方の後ろを走る夫、その夫のあとを必死で追いかける私。
なんだか昔の、コメディ映画のシーンのようですね。
(そんな場合では!)
ちょっと目を離すと、人ごみにまぎれそうになってしまいます。
ああ・・もう走れないかも・・(T-T)と、思ったところが終点でした。
彼女は、これから私たちの乗る飛行機会社のかたで、ぎりぎりの時間なので、探しに来てくれたようです。(てっきり、ドロボウだと・・・。)
それにしても、ふつう後ろを振り向きますよね。
ちゃんと着いてくるかどうか心配して・・。
彼女は長い距離を走った間、一回も後ろを振り向いてくれませんでした。(信頼・・?)
夫は、乗り換え時間の少なさに心配で、いろいろと考えていたとのこと。
(てっきり、お腹が減っているのかと*^^*)
なんだかわからないままに、久しぶりの全力疾走で私のお腹はもっとぺこぺこに!
そして、究極のぺこぺこお腹といっしょに、次の飛行機に飛び乗ったのでした。
(やっぱり今回も、こんなスタート・・・T-T)
つづく。
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