<2019.4.15>
●お知らせ:1月12日(水)23:00から、BS-TBS「ねこ自慢」で、
ドリプレの猫たちが紹介されます。
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いつか、モイちゃんの話をしなければいけないと思いつつ、
なかなか、切り出せなったのですね。
それほど、モイちゃんは僕とせつさんの人生にあって、
なくてはならない猫だったのです。
(もう猫という範囲を越えて人間以上かもしれませんね)
僕とせつさんが東京で小さな制作会社をやっている時に、
子猫のモイちゃんがやってきました。
もう20年以上前になるのですね。
アメショーの男の子、ちょっぴりおデブで、抜群に性格のいい、
まわりをほっとさせるパワーのある猫でした。
都内の小さな事務所でモイちゃんとの生活が始まりました。
この頃は自宅ではなく、事務所でモイちゃんと過ごしていました。
当時、東京の足立区のマンションに住んでいて、
その後、川崎の古い一戸建てに引っ越しました。
そこで、モイちゃんも一緒に川崎で住むことになりました。
その後、せつさんがターシャ・チューダーさんに憧れて、
ついにはこの房総半島の山の中にやってきたのですが、
もちろんモイちゃんも一緒でした。
その頃、僕たちはガーデンづくりに必死でしたが、
モイちゃんもよくガーデンに出ては遊んでいましたね。
房総半島での暮らしが始まってすぐに、
ブラックアメショーのピピちゃんを関西の方からもらいました。
モイちゃんはまるでお母さんのように
ピピぴちゃんの面倒を見ていましたね。
その後、モイちゃんはたくさんの猫たちのお母さん代わりになって、
本当にやさしく猫たちを育ててくれました。
(モイちゃんは、立派な男の子ですが、なんというかおばさんみたいなのです)
争い事が大嫌いで、危険な猫とは徹底的に避けるという
処世術を身につけていました。
ややこしいことや面倒なことには巻き込まれないという、
なんだか人生を達観していたところがありました。
なんだかお坊さんのような猫で、
冬になると、ずーっとストーブの火を見つめていたり、
僕たちが仕事をしていると、
静かにじーっと、見ていたりするんですよね。
18年間、僕たちが人生の中でも
いちばん変化に飛んだ時期を一緒に暮らしたモイちゃん。
苦しかったことや悲しかったこと、
怒りや辛さ、やりきれなさやあせり、
心の痛み・・・そんな生きていく上での苦い経験を重ねていくたびに、
そばにモイちゃんがいるだけで、
どれほど救われたことか。
大きなふところを持った猫でした。
モイちゃんが虹の橋に旅立って初めて、
自分の人生の中で何が大切か、気がついた気がします。
本当に、猫に教えられることは多いですね。
次回は、今やドリプレでも大人気の、オルちゃんです♪
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※ここでお願いです。
毎年、毎年、ガーデンに猫を捨てていく人が後を絶ちません。山に捨てられた猫たちの大半は助かりません。うちのガーデンで幸せに暮らせるというのは幻想です。それはごくごく一部の運のいい猫たちだけです。このブログに登場することもなく、野生動物やカラスにやられて、虹の橋に旅だった子たちもたくさんいます。かろうじて保護できた子は、病院に連れて行ったり、手術や健康診断、里親さん探しなど、とてもとてもたいへんです。
絶対に猫を捨てるのはやめてほしい。
それは動物愛護法に反する犯罪です。
苦慮した末、ガーデンのまわりには10の防犯カメラと12の防犯センサーを設置しました。万一、見つけた場合は証拠として警察に引き渡します。
※どうしても育てることができない猫がいた場合は、今は必ず地元に「保護猫団体」さんがあります。そちらにご相談ください。
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