毎週火曜日12:30、英国からの新着アンティーク公開。

[番外編] 2022:猫たちからのお礼。

<2022.12.30>

ガーデンパトロール隊、隊長のマリーでございます。
早いもので、2022年も終わりですね。
今年もあっという間の一年でした。
本当にいろいろありましたねえ。
私がドリプレガーデンにお世話になってから、もう5年が経ちました。
5年前のあの日、生まれたばかりの子どもたち3匹といっしょに、気がついたら知らない山の中にいたのです。
私もまだ1歳にもなっていなかったので、世間の怖さもよくわかっていませんでした。
子どもたちはお腹がすいたと大泣きするし、空にはたくさんのカラスがぐるぐる飛んでいて、
森の奥の方からはイノシシの唸り声、アナグマの姿も見かけました。
とにかく怖くて怖くて、毎晩子どもたちと固まって早く夜が明けないかなと眠れない夜を過ごしていました。
そんなある日、見知らぬおじさんがご飯を持ってやってきました。
朝に晩にご飯を持ってきて、なにやら話かけてくるのですが、子どもたちはお腹が空いていたので、怖さよりも空腹が勝ってしまって、そのおじさんのご飯を一生懸命食べていたのです。
後で知ったのですが、どうやらここはガーデンのようで、そのオーナーのおじさんだったのですね。
その後、そのおじさんに私たちは捕獲されてしまって、いったいどうなることかと思ったのですが、病院に連れて行かれたり、たくさんの人が見学しにきたり。
結局、私とベル以外の子どもたちは里親さんのもとに旅立ちました。
その後、私とベルはドリプレ・ローズガーデンのガーデンパトロール隊に半ば強制的に入隊することになりました。

その時の隊長が茶トラの巨大猫の男気の固まりのようなニャジラさんでした。
最初はとても怖くて、猫を近づけない雰囲気があったのだけど、しばらく一緒にいてわかったのですが、とても優しくて気遣いのできる猫だったのです。
その後、たくさんの猫たちがこのガーデンにやってきて、ニャジラさんはいつの間にか、近所の美人姉妹さんのところに行ってしまいました。
最初のうちはしばらくするとここに帰ってきていたのですが、よっぽど居心地がいいんでしょうね。

この頃はまったく戻ってきません。
もっとも、親衛隊のオルさんやチョビさんがいることもあってか、なんとなく居心地が悪いのかもしれません。

まあ、私の話はここまでにして、この一年を振り返るとね、いきなり年初は大雪の始まりでしたね。
それでも夫さんが納屋に2台のオイルヒーターを設置してくれていたおかげで、みんなぬくぬくで猫ドームに閉じこもっていましたよ。
なんでも24時間つけっぱなしにしてくれていたので、いつ行っても暖かくてとても快適でした。
その後、電気代の請求が来て、夫さん、ひっくり返っていましたけど。

春になって、たくさんの人がガーデンにくるようになると、私たちの出番です。
特にね、昨年、ガーデンパトロール帯に入隊したばかりの、コマリさんとモリス君は、よく働いてくれました。

カフェスタッフさんからも、玄関猫と呼ばれて、お客様からの評判も上々でした。
コマリさんは私によく似ているので、コマリ、という名前になったそうですね。
私としてはそんなに似ているとは思わないけど、時々、オルさんが私とコマリさんを間違うのよね。

オルさんはねえ、相変わらず、私と娘のベルのことをとても気遣ってくれて、本当に良くしてくれています。
でもね、ここだけの話し、あまり頭が良いタイプではないので、ついつい行動が勝ってしまって、他の猫たちからひんしゅくを勝ってしまうこともあるんです。
そうそう、今年のバラの季節に、よせばいいのにアライグマと大喧嘩して、太ももを50針も縫う大怪我をしたんです。
すぐに夫さんに病院に連れて行ってもらって、一時は足切断か、というような状況だったのですが、市川動物病院での大手術のあと、一ヶ月の療養を経て奇跡的に復活できたんです。
あのときは私もこころからほっとしました。市川先生、本当にありがとうございました。

オルさんと親衛隊の一員のチョビさんもね、マイペースというか、じぶんの生活のリズムを絶対に崩さないんです。
以前はね、新人の猫たちを威嚇していたけど、この頃はおとなになったというか、のんびりしたところがあるんです。
以前、ドリプレにいた同じハチワレのパンサスを木の上に追い詰めていたりして、困ったもんだわと思っていたのですが、この頃は少し安心して見ていられます。
そういえば、あの顔で、よくお客様に抱っこされているんです(うぷぷ)

バラの季節には、たくさんのお客様がいらっしゃって、おそらく今まででいちばん賑わったと思います。
たくさんの人が来るのは私たちは大歓迎。
いろんなおいしいものをもらえるし、なでなでしてくれたり、お膝の上に乗せてもらったり、「かわいい」とか「癒やされる」とか、ほめてくれるしね。
みんな、そこのところは心得ていて、ちゃんと、お仕事しているんです。
あの、ツンデレのリリーちゃんもね。

リリーちゃんは、夫さんのことがあまり好きじゃないみたいです。
前にね、聞いたことがあるんだけど、なんだかね、品がないとか言っていました。
すぐに汚い手で触ろうとするし、大きな声で話しかけてくるでしょ。
がさつなところがどうしても好きになれないって言っていました。それは私も少しわかるかな。

シカさんとアユさんの姉妹は、あまり一緒にいないのね。
別に仲が悪いっていうことでもないと思うけど、シカさんはカフェを中心に、この頃は駐車場でよくお客様待ちをしているようです。

アユさんは馬小屋を中心に、よく納屋にいることが多いです。

そういえば、秋の納屋バザールに、私たちガーデンパトロール隊も出店しました。
私とオルさんがW店長ということで、はりきってバザールにのぞみました。
うれしいことに、たくさんの方がお見えになって、パトロール隊のTシャツは売り切れてしまって、急遽、増刷したんです。
売り切れといえば、2023年薔薇の森の猫たちカレンダーも、完売でした。
400部も印刷して、残ったらどうしよう、とpunkumaさんも心配していたけど、本当によかったです。
これらの売上は全部、私たちのような保護猫の活動費になるので、少しだけど貢献できてうれしかったです。

じつは、少し気になっていることがあるんです。
今年の春先からね、見たことのない猫がガーデンにずーっといるんです。
キジ白の男の子で、夫さんは、リムちゃん、と呼んでいます。
なんでも、アリウムの咲く季節にやってきたから、リムちゃん、なんだそうな。

可愛くて大人しくて、よくしゃべる子なんだけどね。
決して、ケンカを仕掛けたり、女の子に嫌なことをしたりはないんだけど、
どうしても、あのオルさんが、まだまだ警戒していて、なかなか仲間に入れようとしないのね。
チョビさんも最初の頃は威嚇していたけど、この頃はどうでもいいかなあ、という感じ。

でも、もう半年以上、ガーデンにいるので、少しづつなれてきて、この間なんか、気がついたら、夫さんが作ってくれた、納屋のガーデンパトロール隊の宿舎のベッドにちゃっかり寝ていましたよ。
私は、他の隊員たちに危害を加えないのであれば、ガーデンパトロール帯に入隊させてあげてもいいと思っているのだけど、オルさんがねえ。
夫さんが話してくれたんだけど、暖かくなったら病院に連れて行って、正式にガーデンパトロール隊の入隊許可を申請するそうです。

こうして、ガーデンパトロール隊の宿舎にみんなでいられるとういうことは、オルさんもチョビさんも、ある程度、認めていると思いますよ。
それとね、隊員ではないけど、馬小屋の2階で暮らしているウメさん。
一時はガーデンパトロール隊に入るのかなと思ったのだけど、ウメさんはどうやら厳しい規律のパトロール隊には向いていなかったようで、今では馬小屋の2階でのびのびと暮らしているようですね。それはそれで、よかったよかった。

ここで、皆様にお知らせしておかなければいけないことがあります。
コジジのことなんです。11月の中旬ころから、ガーデンを出ていったきり、戻ってきていません。
コジジはときどき、自分で特別ミッションとか言って、ふらりと近所にでかけて行って、10日くらい戻ってこなかったこともあったのだけど、今回は少し長いです。
近所の美人姉妹さんやお隣さんや心当たりを聞いてみたけど、残念なことに見かけていないということでした。
いったい、どこに行ってしまったのかしら。
でもね、コジジは猫たらし、人たらし、のところがあるので、案外、どこかで楽しく暮らしているのかも。
それにね、私たちの心配をよそに、何事もなかったかのようにふらっと戻ってくるかもしれません。

お客様の中には。コジジのことが心配でたまらない方もいらっしゃいます。
私からもお詫び申し上げます。本当に申し訳ございません。
帰ってきたら、きつく叱っておきます。

この一年、本当にありがとうございました。
私は猫に生まれてきて、本当によかったと思っています。
まさか、ドリプレ・ローズガーデンのガーデンパトロール隊の隊長になるなんで、夢にも思っていなかったけど、ここにやって来るたくさんの人が、みんな優しい人ばかりで、私たちのことを気にかけてくださって、これ以上の幸せはありません。
たしかにいろんな事件はありますが、それ以上に良いこともたくさんあります。
来年も私たち、ガーデンパトロール隊のことをよろしくお願いいたします。


過去の猫たちのお話はこちら
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※ここで強いお願いです。
毎年、毎年、ガーデンに猫を捨てていく人が後を絶ちません。山に捨てられた猫たちの大半は助かりません。うちのガーデンで幸せに暮らせるというのは幻想です。それはごくごく一部の運のいい猫たちだけです。このブログに登場することもなく、野生動物やカラスに襲われて、虹の橋に旅だった子たちもたくさんいます。かろうじて保護できた子は少数なのです。
私たちもいつの間にか年をとりました。最後まで面倒をみたいのでこのお願いをしています。

絶対に猫を捨てるのはやめてほしい。
それは動物愛護法に反する犯罪です。

苦慮した末、ガーデンのまわりには防犯カメラと防犯センサーを設置しました。万一、見つけた場合は証拠として警察にお渡しします。
※どうしても育てることができない猫がいた場合は、今は必ず地元に「保護猫団体」さんがあります。そちらにご相談ください。

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